Windows Updateで必要なサービス

Windows Update で必要なサービス

必要なサービス

Windows Updadeで必要なWindows サービスのまとめです。Windows UpdateはOSをセキュアにし外部や内部からの攻撃を防御したり情報漏洩を防いだりするのにとても重要な機能です。必ず自動で更新する設定にしてください。話はそれますが合わせてセキュリティ対策ソフトも必要です。

Windows update は主にWindows サービスが行います。Windows サービスとは誰もサインインしていない状態でもバックグラウンドで動作するプログラムです。要するに誰もサインインしていなくても自動的に更新プログラムをダウンロードしてインストールしてくれるということです。

このページでは更新に必要なWindows サービスに関して説明します。

サービス名 サービスの表示名 説明 実行ファイルのパス スタートアップの種類 ログオン このサービスが依存するアカウント  このサービスに依存しているシステムコンポーネント
BITS Background Intelligent Transfer Service アイドル状態のネットワーク帯域幅を使ってバックグラウンドでファイルを転送します。サービスを使用不可にすると、Windows Update や MSN Explorer など、BITS に依存しているアプリケーションはプログラムや情報を自動的にダウンロードできなくなります。 C:\WINDOWS\System32\svchost.exe -k netsvcs -p  手動 ローカルシステムアカウント Remote Procedure Call (RPC) -
wuauserv Windows Update Windows およびその他のプログラムに対する更新プログラムの検出、ダウンロード、およびインストールを有効にします。このサービスが無効な場合、このコンピューターのユーザーは Windows Update またはその自動更新機能を使用できなくなります。また、プログラムによる Windows Update Agent (WUA) API も使用できなくなります。 C:\WINDOWS\system32\svchost.exe -k netsvcs -p 手動 ローカルシステムアカウント Remote Procedure Call (RPC) -
TrustedInstaller Windows Modules Installer Windows の更新プログラムおよびオプション コンポーネントのインストール、変更、および削除を可能にします。このサービスを無効にしていると、このコンピューターに対する Windows Update のインストールまたはアンインストールが失敗する場合があります。 C:\WINDOWS\servicing\TrustedInstaller.exe 手動 ローカルシステムアカウント - -

Background Intelligent Transfer Service

sc コマンドで "Background Intelligent Transfer Service"の設定を確認してみます。コマンドにはサービスの表示名ではなくサービス名を使用する点に注意してください。
C:\>sc qc BITS
[SC] QueryServiceConfig SUCCESS

SERVICE_NAME: BITS
TYPE : 20 WIN32_SHARE_PROCESS
START_TYPE : 3 DEMAND_START
ERROR_CONTROL : 1 NORMAL
BINARY_PATH_NAME : C:\WINDOWS\System32\svchost.exe -k netsvcs -p
LOAD_ORDER_GROUP :
TAG : 0
DISPLAY_NAME : Background Intelligent Transfer Service
DEPENDENCIES : RpcSs
SERVICE_START_NAME : LocalSystem

同じく sc コマンドでサービスの状態を確認します。
C:\>sc queryex BITS

SERVICE_NAME: BITS
TYPE : 20 WIN32_SHARE_PROCESS
STATE : 1 STOPPED
WIN32_EXIT_CODE : 0 (0x0)
SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0)
CHECKPOINT : 0x0
WAIT_HINT : 0x0
PID : 0
FLAGS :


Windows Update

sc コマンドで "Windows Update"の設定を確認してみます。
C:\>sc qc wuauserv
[SC] QueryServiceConfig SUCCESS

SERVICE_NAME: wuauserv
TYPE : 20 WIN32_SHARE_PROCESS
START_TYPE : 3 DEMAND_START
ERROR_CONTROL : 1 NORMAL
BINARY_PATH_NAME : C:\WINDOWS\system32\svchost.exe -k netsvcs -p
LOAD_ORDER_GROUP :
TAG : 0
DISPLAY_NAME : Windows Update
DEPENDENCIES : rpcss
SERVICE_START_NAME : LocalSystem

同じく sc コマンドでサービスの状態を確認します。
C:\>sc queryex wuauserv

SERVICE_NAME: wuauserv
TYPE : 30 WIN32
STATE : 4 RUNNING
(STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, ACCEPTS_PRESHUTDOWN)
WIN32_EXIT_CODE : 0 (0x0)
SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0)
CHECKPOINT : 0x0
WAIT_HINT : 0x0
PID : 3176
FLAGS :

Windows Modules Installer

sc コマンドで "Windows Modules Installer"の設定を確認してみます。
C:\>sc qc TrustedInstaller
[SC] QueryServiceConfig SUCCESS

SERVICE_NAME: TrustedInstaller
TYPE : 10 WIN32_OWN_PROCESS
START_TYPE : 3 DEMAND_START
ERROR_CONTROL : 1 NORMAL
BINARY_PATH_NAME : C:\WINDOWS\servicing\TrustedInstaller.exe
LOAD_ORDER_GROUP : ProfSvc_Group
TAG : 0
DISPLAY_NAME : Windows Modules Installer
DEPENDENCIES :
SERVICE_START_NAME : localSystem

同じく sc コマンドでサービスの状態を確認します。
C:\>sc queryex TrustedInstaller

SERVICE_NAME: TrustedInstaller
TYPE : 10 WIN32_OWN_PROCESS
STATE : 1 STOPPED
WIN32_EXIT_CODE : 1077 (0x435)
SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0)
CHECKPOINT : 0x0
WAIT_HINT : 0x0
PID : 0
FLAGS :

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