[AI 最新情報紹介ブログ] - [ChatGPT でアーカイブされた内容はメモリとして今後の出力に影響するか]


ChatGPT でアーカイブされた内容はメモリとして今後の出力に影響するか | AI 最新情報紹介ブログ



ChatGPTの「アーカイブ」と「メモリー」の違いを整理してみたした。 2025年8月新規
会話で失敗した場合は、削除しなくてはいけないのか、アーカイブしておいたらその間違った内容が今後の会話に影響するのか心配になったからです。


ChatGPTを使っていると、チャットを整理するための「アーカイブ機能」や、ユーザーの好みを覚えてくれる「メモリー機能」に気づく方も多いと思います。
しかし、この2つはまったく別物のようです。役割や影響範囲を理解しておくと、より便利に使えます。


1. アーカイブとは?
役割: チャット履歴の整理・収納

イメージ: メールやLINEの「アーカイブ」と同じ。古い会話を隠すことで、画面がスッキリする。
影響範囲: アーカイブに入れた会話は、新しい会話の生成結果に影響しない。(ただしその会話でメモリーされた内容は影響してしまいます)
例えば「過去の会話はもう使わないけど消したくない」そんなときに便利です。

2. メモリーとは?
役割: ChatGPTがユーザーの好みや傾向を覚え、次回以降の会話に反映する。
イメージ: 人との会話で「この人は以前こんなこと言っていたな」と覚えているようなもの。
影響範囲: メモリーに保存された情報は、アーカイブしても消えずに残る。

例えば「私は塩ラーメンのお店をめぐるのが好き」と伝えれば、次の会話でもそれを踏まえて応答してくれます。例えば食事の提案で塩ラーメンが影響するということです。

3. アーカイブとメモリーの違いまとめ
機能、アーカイブ、メモリー
主な役割、会話履歴の整理、ユーザー情報の記憶
影響範囲、新しい会話には影響しない、今後の会話に反映される
操作感覚、「片付ける」「しまう」、「覚える」「引き継ぐ」
利用シーン、画面をスッキリさせたいとき、継続的に同じテーマを扱いたいとき

4. メモリーをオンにする手順
実際にChatGPTで「メモリー」をオンにするには以下の操作を行います。

(1)画面左下の「…(設定メニュー)」をクリック
(アプリ版ならプロフィールアイコンをタップ)

(2)「設定(Settings)」を選択

(3)「メモリー(Memory)」をクリック

(4)「メモリーをオンにする(Turn on Memory)」を有効化

完了すると、ChatGPTが会話から少しずつ情報を覚えるようになります。

保存された情報は「メモリーを管理(Manage Memory)」から確認・編集できます。

5. メモリーから消去する手順

アーカイブしてもメモリーは残るため、情報を完全に消したいときは以下の操作が必要です。

設定(Settings)を開く

(1)「メモリー(Memory)」をクリック

(2)「メモリーを管理(Manage Memory)」を選択

(3)個別に不要な情報を削除する、または「すべて消去(Clear all)」を選ぶ

(4)完全に記憶をリセットしたい場合は、ここで削除を実行

これでChatGPTはその情報を今後使わなくなります。

まとめ

アーカイブ = 会話を片付けるだけ(見た目上の整理)
メモリー = ChatGPTの記憶(新しい会話に影響する)
アーカイブしてもメモリーは残るので、不要なら「メモリーの管理」から削除が必要。
(*)ややこしいが、アーカイブの内容は参照されないが、そもそもその会話でメモリーに残るのでアーカイブされた内容は影響してしまう。
メモリは個別に削除可能なので、不要なメモリは「メモリの管理」から個別に削除します。



[AI 最新情報紹介ブログ] - [ChatGPT でアーカイブされた内容はメモリとして今後の出力に影響するか]