【Windows】Microsoft Exchange Server ライセンスの考え方2022年4月(メモ書き)

Microsoft Exchange Server 2019 のライセンスについて調査したのでメモ書きとして残しておく。
なおExchange Online というMicrosoft によるホスティングサービスも存在するがここでは省略する。ここではオンプロミスを対象とする。

必要なライセンス


基本的に以下のライセンスが必要
・Exchange Server ライセンス
・クライアント CAL


ライセンスの種類


(1)サーバー ライセンス
・Enterprise 中小規模、作成可能なデータベースは5個
・Standard 大規模、作成可能なデータベースは50個

参考:Exchange Server editions and versions
https://docs.microsoft.com/en-us/exchange/plan-and-deploy/deployment-ref/editions-and-versions?view=exchserver-2019

Exchange はメールボックスをデータベース単位で管理している。

(2)クライアント アクセス ライセンス (CAL)
・Enterprise Cal
Standardに対してアーカイブ機能や情報保護機能の機能を追加。Standard cal に追加して Enterprise Calが必要。

・Standard Cal
基本的な機能。

(*)ただしクライアントとサーバではEnterprise/Standardは合わせる必要なし。
例えばサーバ側のEnterprise に対してクライアント側は Standard Cal でも接続可能。

Enterprise CAL の機能を使用するには Enterprise Server が必要ですか? また、Enterprise Server を使用するには Enterprise CAL が必要ですか?
いいえ。Standard CAL と Enterprise CAL は両方とも、いずれかのサーバー エディションで使用できます。


参考:Exchange Server 2019 のライセンス
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/exchange/microsoft-exchange-server-licensing-licensing-overview


システム要件


Exchange のシステム要件は次のページを参考にしてください。

参考:Exchange Server のシステム要件
https://docs.microsoft.com/ja-JP/Exchange/plan-and-deploy/system-requirements?redirectedfrom=MSDN&view=exchserver-2019

・Windows Server 2019 Standard または Datacenterにインストールが可能。
おそらくWindows Server Standard にExchange Server Enterpriseを使用することが可能。(おそらく制限的な記載はなし)
・Exchange 2019 はメンバー サーバーにのみインストール可能。ドメインコントローラにはインストールできない。
・Windows Server core にもExchange Server をインストールすることが可能となった。

Outlook


Exchange CALにはOutlook クライアントライセンスはなし。ブラウザからはアクセス可能だがOutlookを使用する場合は別途購入が必要。

Exchange のDAG(データベース可用性グループ)とは


最小2台,最大16台のメールボックスサーバとDAG監視サーバで構成する。
障害発生時や管理者による手動切り替えが可能。


参考:http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/3021306601/PCAY0013.HTM

Exchange Server が使用するポートは何番


Exchange Server が使用するポートは次のとおりです。

SMTP:25
SMTPS:465
IMAP:143
IMAPS:993
POP3:110
POP3S:995
OWA(Outlook Web Access):80 / 443








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