【Windows】Hyper-V ライセンスの考え方を分かりやすく | Windows2019での計算方法

Hyper-V ライセンスの考え方


Windows Server 2019 における Hyper-V のライセンスに関して説明します。
Microsoft 公式ドキュメントではちょっと分かりにくいので、可能な限り分かりやすく説明しようと心がけます。

必要知識


基本的に"コアライセンス"の合計で計算する。コアライセンスにはWindows Server Stanard と DataCenter の2通りのコアライセンスが存在する。

必要ライセンスは次のステップで計算する。
(1)物理サーバで必要な"コアライセンス"を計算。
(2仮想サーバで必要なコアライセンスを計算。(ただしWindows Server 2019 Datacenterは仮想Windows Serverは無制限で無料)
(3)上記の合計でコアライセンスを計算する。


必要ライセンス計算手順の詳細


詳細は次の方法で計算します。

(1)物理サーバ、要するにHyper-V が稼働するサーバのライセンス
物理サーバで必要なコアライセンスは以下の式で計算します。

CPU数 × コア数

ただしコア数が8未満の場合はコアは8と計算します。
また全体で16に満たない場合は16と計算します。

もしかなり古い 1CPU1コアのサーバだと、ライセンスが2万円とか激安になってしまうので、それを防ぐためと思っています。


(2)Hyper-V Windows 仮想サーバ
1台の物理サーバに対して2仮想サーバは無料で使える。
その後2仮想サーバが増えるごとに、以下のコアライセンスが必要となる。

CPU数 × コア数

(3)
上記(1)(2)で計算した合計のコアライセンスを算出する。
2コアライセンスあたり 1個の "Windows Server 2019ライセンス"が必要となる。

例:2CPUで8コアのWindows Server 2019 Standardの場合


仮想サーバ2台→合計コアライセンスは16 + 0
仮想サーバ3台→合計コアライセンスは16 + 16
仮想サーバ4台→合計コアライセンスは16 + 16
仮想サーバ5台→合計コアライセンスは16 + 32
仮想サーバ6台→合計コアライセンスは16 + 32

仮想サーバ10台→合計コアライセンスは16 + 64 計算方法:(10-2)÷2×16 = 64



(*)Redhat Linux などは計算方法が異なります。各ベンダーに確認してください。













Windowsのよくある質問 FAQ




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