【Windows】Windows サービス 管理ツール

作成日:2020/07/31

Windows サービス管理ツールを起動する


Windows サービス管理ツールを起動する方法を紹介します。これによりそれぞれのサービスのスタートアップの設定を行ったり、サービスを開始、停止させたりすることが可能です。
主に2通りの方法で起動が可能です。
1.メニューから開く
2.コマンドで開く(簡単です)

メニューからサービス管理ツールを起動


スタートメニューより以下手順で開くことが可能です。
[スタート]→[Windows管理ツール]→[Windows管理ツール]→[サービス]

Windowsサービス管理ツールを起動する



コマンドからサービス管理ツールを起動


メニューから開くよりも簡単に起動することが可能です。サービス管理ツール(services.msc) をコマンド入力で起動します。簡単な方法ですがコマンド名を覚えておく必要があります。
(1)[Windowsキー] + [R] を同時に押します。
(2)"services.msc" と入力し [OK] を押します。
(3)以上でサービス管理ツールが起動されます。

ファイル名を指定して実行からサービス管理ツールを起動する



以上で以下のようにWindows サービス管理ツールが起動されます。この管理ツールによりそれぞれのサービスの起動方法(自動、手動、無効)や実際に起動しているサービスを停止させたり停止させたりすることが可能です。

Windows サービス管理ツール




サービス制御コマンド


サービス管理ツールはGUI (Graphical User Interface) ですが、サービスの管理はコマンドでも準備されています。
sc.exe がこの CUI (Character User Interface)ベースのツールです。

使い方は簡単です。ます"sc query" でサービスやドライバの一覧を表示することが可能です。
以下のコマンドにより一覧が表示されます。

C:\>sc query



一覧が表示されます。一覧には"SERVICE_NAME"という項目がありこれがサービス名となります。

個々のサービスの詳細を知りたい場合は上記の"SERVICE_NAME" をパラメータとして与えます。

以下の例では"SERVICE_NAME" がWinHttpAutoProxySvcであるサービスの詳細を出力しています。


C:\>sc query eventlog WinHttpAutoProxySvc

SERVICE_NAME: eventlog
TYPE : 30 WIN32
STATE : 4 RUNNING
(STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, ACCEPTS_SHUTDOWN)
WIN32_EXIT_CODE : 0 (0x0)
SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0)
CHECKPOINT : 0x0
WAIT_HINT : 0x0



sc.exe のコマンドオプション


その他 sc.exe には以下のようコマンドがあります。これによりサービスのコントロールが可能です。

query-----------サービスの状態を照会したりサービスの種類ごとに状態を列挙したりします。
queryex---------拡張されたサービスの状態を照会したりサービスの種類ごとに状態を列挙したりします。
start-----------サービスを開始します。
pause-----------サービスに PAUSE 制御要求を送信します。
interrogate-----サービスに INTERROGATE 制御要求を送信します。
continue--------サービスに CONTINUE 制御要求を送信します。
stop------------サービスに STOP 要求を送信します。
config----------サービスの構成を変更します (恒久的)。
description-----サービスの説明を変更します。
failure---------エラー発生時のサービスの動作を変更します。
failureflag-----サービスの障害動作フラグを変更します。
sidtype---------サービスのサービス SID の種類を変更します。
privs-----------サービスの必要な特権を変更します。
managedaccount--サービス アカウントのパスワードを LSA で管理されたパスワードとマークするようにサービスを変更します。
qc--------------サービスの構成情報を照会します。
qdescription----サービスの説明を照会します。
qfailure--------エラー発生時のサービスの動作を照会します。
qfailureflag----サービスの障害動作フラグを照会します。
qsidtype--------サービスのサービス SID の種類を照会します。
qprivs----------サービスの必要な特権を照会します。
qtriggerinfo----サービスのトリガー パラメーターを照会します。
qpreferrednode--サービスの優先 NUMA ノードを照会します。
qmanagedaccount-パスワードが LSA で管理されたアカウントをサービスで使用するかどうかを照会します。
qprotection-----サービスのプロセス保護レベルを照会します。
quserservice----ユーザー サービス テンプレートのローカル インスタンスを照会します。
delete----------レジストリからサービスを削除します。
create----------サービスを作成します (レジストリに追加します)。
control---------サービスに CONTROL コードを送信します。
sdshow----------サービスのセキュリティ記述子を表示します。
sdset-----------サービスのセキュリティ記述子を設定します。
showsid---------任意の名前に対応するサービス SID 文字列を表示します。
triggerinfo-----サービスのトリガー パラメーターを構成します。
preferrednode---サービスの優先 NUMA ノードを設定します。
GetDisplayName--サービスの DisplayName を取得します。
GetKeyName------サービスの ServiceKeyName を取得します。
EnumDepend------サービスの依存関係を列挙します




Windowsのよくある質問 FAQ




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