【Windows11】shutdown.exe でユーザ名とパスワードが指定できない | 代替方式でクレデンシャル取得

shutdown コマンドでユーザ名、パスワードが指定できない


shutdown.exe コマンドは2022年現在でユーザ名、パスワードを指定するパラメータは見当たりません。
shutdownはリモートコンピュータのシャットダウン、リブートする場合当然権限が必要です。
その権限がない場合は次のエラーとなります。


アクセスが拒否されました。(5)



これを回避するためにshutdownコマンド実行前にユーザ名、パスワードを利用してクレデンシャルを取得する必要があります。
今回は ユーザ名、パスワードを利用してリモートの管理共有である admin$ を取得する方法を採用します。(これ以外にも方式はあります)

次の例では 10.0.0.1 をリモートでシャットダウンしています。リブートの場合は /s を /r に変更してください。


C:\>net use * \\10.0.0.1\admin$ /user:administrator
\\10.0.0.1\admin$ のパスワードまたはユーザー名が無効です。

'10.0.0.1' に接続するための 'administrator' のパスワードを入力してください:
ドライブ Z: は現在 \\10.0.0.1\admin$ に接続されています。

C:\>shutdown /s /m \\10.0.0.1



以下はshutdown.exe のパラメータです。参考にしてください。

使用法: shutdown [/i | /l | /s | /sg | /r | /g | /a | /p | /h | /e | /o] [/hybrid] [/soft] [/fw] [/f]
[/m \\コンピューター][/t xxx][/d [p|u:]xx:yy [/c "コメント"]]

引数なし ヘルプを表示します。「/?」と入力するのと同じです。
/? ヘルプを表示します。オプションを入力しないのと同じです。
/i グラフィック ユーザー インターフェイス (GUI) を表示します
このオプションは最初に指定する必要があります。
/l ログオフします。/m または /d オプションとは併用できません。
/s コンピューターをシャットダウンします。
/sg コンピューターをシャットダウンします。次回の起動時、自動再起動サインオンが
有効になっている場合は、前回の対話ユーザー自動的にサインインしてロックします。
サインイン後、登録されているアプリケーションを再起動します。
/r コンピューターを完全にシャットダウンして再起動します。
/g コンピューターを完全にシャットダウンして再起動します。システムの再起動後、
自動再起動サインオンが有効になっている場合は、
前回の対話ユーザーで自動的にサインインしてロックします。
サインイン後、登録されているアプリケーションを再起動します。
/a システムのシャットダウンを中止します。
これは、タイムアウト期間にのみ使用できます。
/fw と共に使用して、保留されているファームウェアでの起動をすべてクリアします。
/p タイムアウトまたは警告なしでローカル コンピューターの電源を
切ります。
/d および /f オプションと併用できます。
/h ローカル コンピューターを休止状態にします。
/f オプションと併用できます。
/hybrid コンピューターのシャットダウンを実行し、高速スタートアップの準備をします。
/s オプションと併用してください。
/fw シャットダウン オプションと共に使用し、次回は以下で起動します
ファームウェアのユーザー インターフェイス。
/e コンピューターの予期しないシャットダウンの理由を記録します。
/o 詳細ブート オプション メニューに移動し、コンピューターを再起動します。
/r オプションと併用してください。
/m \\コンピューター 対象となるコンピューターを指定します。
/t xxx シャットダウンまでのタイムアウト期間を xxx 秒に設定します。
有効範囲は 0 から 315360000 (10 年) までで、既定値は 30 です。
タイムアウト期間が 0 より大きい場合、/f パラメーターが
暗黙的に指定されます。
/c "コメント" 再起動またはシャットダウンの理由にコメントを付けます。
最大 512 文字まで入力できます。
/f ユーザーに警告せずに実行中のアプリケーションを強制終了します。
/t パラメーターに 0 より大きい値が指定された場合、
/t パラメーターに指定されます。
/d [p|u:]xx:yy 再起動またはシャットダウンの理由を指定します。
p は再起動またはシャットダウンが計画されていることを示します。
u は理由がユーザーにより定義されることを示します。
p と u のどちらも指定されていない場合は、再起動または
計画されていません。
xx は主因の番号です (256 未満の正の整数)。
yy は副因の番号です (65536 未満の正の整数)。

理由:
(E = 予期していた理由 U = 予期していない理由 P = 計画済み, C = ユーザー定義)
種類 主因 副因 タイトル

U 0 0 その他 (計画外)
E 0 0 その他 (計画外)
E P 0 0 その他 (計画済)
U 0 5 その他の障害: システム応答なし
E 1 1 ハードウェア: メンテナンス (計画外)
E P 1 1 ハードウェア: メンテナンス (計画済)
E 1 2 ハードウェア: インストール (計画外)
E P 1 2 ハードウェア: インストール (計画済)
E 2 2 オペレーティング システム: 回復 (計画外)
E P 2 2 オペレーティング システム: 回復 (計画済)
P 2 3 オペレーティング システム: アップグレード (計画済)
E 2 4 オペレーティング システム: 再構成 (計画外)
E P 2 4 オペレーティング システム: 再構成 (計画済)
P 2 16 オペレーティング システム: Service pack (計画済)
2 17 オペレーティング システム: ホットフィックス (計画外)
P 2 17 オペレーティング システム: ホットフィックス (計画済)
2 18 オペレーティング システム: セキュリティ フィックス (計画外)
P 2 18 オペレーティング システム: セキュリティ フィックス (計画済)
E 4 1 アプリケーション: メンテナンス (計画外)
E P 4 1 アプリケーション: メンテナンス (計画済)
E P 4 2 アプリケーション: インストール (計画済)
E 4 5 アプリケーション: 応答なし
E 4 6 アプリケーション: 不安定
U 5 15 システム障害: STOP エラー
U 5 19 セキュリティの問題 (計画外)
E 5 19 セキュリティの問題 (計画外)
E P 5 19 セキュリティの問題 (計画済)
E 5 20 ネットワーク接続の損失 (計画外)
U 6 11 電源障害: コードが抜けました
U 6 12 電源障害: 環境
P 7 0 レガシ API シャットダウン







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